Dmoz(ODP)的ビジネス

 Dmoz(ODP)は、ビジネス的にどうか。もし、Dmozの運営が行き詰まったときに、新たな買収先が出現するか。

 Dmoz(ODP)のシステムを、ビジネスに仕立て上げた企業はありました。
 
 自作のWebディレクトリを作り上げ、それを他の検索エンジンに供給するというモデルで、供給レンタル料と、ディレクトリへの掲載料や登録料、審査料が売り上げの源泉-こんなビジネスモデルが一時ありましたが、現在では下火。
 
 というのも、そうしたWebディレクトリは、Googleが単なるリンクの重複じゃないの?と判断し、重複的なリンクに価値がないものとして、アルゴリズムを変更したのでした。

 要するに「おおもと」の1個のリンクだけが大事で、それ以外は低い評価しか与えられなくなったわけです。

 ぶっちゃけ、Dmoz(ODP)型のビジネスモデルの根底は、Googleのアルゴリズム変更1つで吹っ飛ぶわけで、やれるとしたら、Google社のみとなってしまいます。

 今後、こんなビジネスをしようとする企業は出てこないでしょう。

 現状、ビジネスとしてうまくいっているのは、絶大なブランド価値があって、掲載されるページ評価が比較的高く、その他のプロモーションにも使われるYahoo!ビジネスエクスプレスくらいです。

 さて、「Dmozの運営が行き詰まったときに、新たな買収先が出現するか。」の疑問なのですが、こうした理由から、手を上げる企業はそうないように考えます。

 しかし、Dmozには、他にない特徴があります。「ボランティア」によって運営されている点です。

 Dmozは、これまで利害を伴わない活動をしてきたので、そのディレクトリには、ある程度の客観性を有しているといえます。

 Dmoz(ODP)の名前なり暖簾を借りることで、自分だけの理屈なりで運営していませんよ、なる恣意性を薄める役割を期待できるます。

 しかもボランティア運営なので、人件費という大きな負担がありません。

 こうした特長からも、どこぞで引き受け手が出てくるように思います。 Dmoz(ODP)の歴史は、やはり、『魅力』でしょう。